よくある質問

Frequently Asked Questions

よくある質問

よくある質問「Q&A」

ADD/ADHD 注意欠陥障害、注意欠陥多動障害や自閉スペクトラム(アスペルガー)やLD/学習障害、または不登校のお子さんにお悩みの保護者様から日々頂いてるご相談内容です。皆さまのご参考となれば幸いです。

LD/学習障害について

学習障害/LDの具体的な症状にはどんなものがありますか?

学習障害とは知的には大きな問題がないにも拘らず「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」、「計算する」、「推論する」のいずれか1つ以上がうまくできない状態をいいます。
「聞く」ことの問題:文字で示されると理解できるのに話された言葉が単語レベル、文章レベルで理解できない等
「話す」ことの問題:筋道立てて話したり、まとまった文章で話すことができない、同じ内容を違う言い回しで話せない等
「読む」ことの問題:文字や単語を発音できない、誤った発音をする、文章の文字や単語をとばして読む等
「書く」ことの問題:文字や単語が書けない、誤った文字を書く、単純な文章しか書けない、文法的な誤りの多い文章を書く等
「計算する」ことの問題:数値の位や繰り上がり・繰り下がりが理解できない、九九を暗記しても計算に使えない、暗算は出来ず縦の筆算でないと計算できない等
「推論する」ことの問題:算数の応用問題・証明問題・図形問題が極端に苦手、因果関係の理解や説明、長文読解が苦手等

学習障害/LDと診断されました。親としてどのような対応をすればよいのでしょうか?

学習障害/LDは本人の知能や本人の意欲や努力不足によるものではありません。
学習障害/LDを抱える子供たちは自分ができないことに目が向きやすく自尊心が低くなりがちです。
自尊心を向上させるためには学校の先生の協力を得てそれぞれのお子様の症状に合った学習法を工夫して学力向上を図ると共に勉強以外に好きなことや得意なことを見つけてその能力を育ててあげるることもとても大切です。

学習障害の判断基準は?

以下に挙げる基準から総合的に障害か否かを判断します。
1)知的能力の評価
☆全般的な知的発達に遅れがないこと。
☆個人の認知能力にアンバランスがあること。
2)国語・算数等の基礎的能力の評価
☆聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する等の基礎的学習障害能力に著しいアンバランスがある。
☆教科間に著しいアンバランスがある。
3) 医学的な評価
☆発達的にみて中枢神経の問題が推定される

ADD/ADHD 注意欠陥障害 注意欠陥多動障害

子供にADD/ADHDの疑いがある場合、きちんと検査を受けて診断してもらった方がよいのでしょうか?

どの保護者様にとってもお子様はかけがえのない宝物です。その宝物に予想もしなかった障害があるかもしれないと想像するだけで保護者様は混乱し困惑し、検査を受けさせるのが怖い、また出された検査の結果を認めたくないというお気持ちはよく理解できます。ですが、周囲に理解されず一番辛い思いをしているのは「お子様」です。楽しんで学び、お友達と仲良く遊び、健全な人間関係を築き、将来はしっかり自立して欲しいと願うのはどの保護者様も同じです。そう考えると尚更お子様の現状を把握しなければなりません。ADD/ADHDは学習障害/LDを併発しているケースも多く認められます。お子様の年齢にもよりますが検査を受け、診断が確定されることにより具体的な対処を行うことができるようになります。

ADD/ADHDの子供でも留学できますか

残念ながらすべてのADD/ADHDのお子様の留学が可能と申し上げることはできません。日本に比べ海外はADD/ADHDのお子様の受け入れ態勢が整っている学校が多いことは確か ですが実際に受け入れていただけるかどうかはそれぞれのお子様の症状や学年また語学力な どによって変わって来ます。
例えばADD/ADHDの症状がかなり顕著に表れるお子様でもある程度語学力が備わっていて学校の先生方とコミュニケーションが取れるような場合は受け入れが容易になります。
また長期留学は難しくてもサマースクールなどの短期留学なら可能な場合もあります。

子供のADD/ADHDは薬で治るのでしょうか?

現在、日本でもADD/ADHDと診断されたお子様に対して薬剤療法が行われることがあり、その有効性も認められています。ただ薬剤はADD/ADHD自体を治す薬ではなく症状を抑えるものです。またお子様によっては強い副作用が出ることもあります。従って医師から勧められるままに薬剤療法を始めるのではなく保護者様がそのメリット、デメリットについて十分理解された上でお決めになることが大切だと思います。

自閉スペクトラム/アスペルガーについて

アスペルガー症候群とはどのような特徴があるのでしょうか?

現在、アスペルガー症候群は自閉スペクトラム症として扱い、そのうちの症状の軽いものを指します。特定の物事に対するこだわりが強い反面、興味のないことには全く無関心で他人の気持ちを読み取ることや抽象的な言い方が理解できないなどコミュニケーション手段の理解や使用が苦手なため対人関係に問題が生じます。
また想像したり空想したりすることも苦手なため会話の中で省略された事柄を推測することができず常識や基本的なルールが理解できないと思われがちです。
軽度の自閉スペクトラム症のお子様は知的水準も低いものではなく対人関係に問題を抱えながらも一見普通に見えるため障害があることに気付かれにくく「わがままで自分勝手な子」であるとか「親の育て方が悪い」などと言われることもしばしばあります。

不登校 登校拒否について

完全な不登校ではないのですが学校へ行ったり、行かなかったりの状態が続いています。

俗に五月雨登校と呼ばれる状態ですね。
完全な不登校ではないにせよこのような状態を長く続けて行くとだんだん学校へ行くことが面倒になったり行きづらくなったりして完全に不登校になってしまうケースも見受けられます。
保健室登校もそうですが完全な不登校ではないにしても「学校(教室)へ行きたくない何らかの理由」があるはずです。そういう子供の声に耳を傾け、場合によっては専門家のカウンセリングを受けるなどしてできるだけ早い段階で解決に導くことが大切です。

WISC検査について

WISC検査とはなんでしょうか?

(社)加藤永江教育研究所では、海外進学が可能か否か、また医療や療育を必要とするか否かを判断をする為に当検査を行います。16歳以上のお子さんの場合は成人用の検査(WAIS)を行いますが検査を検討されておられる場合はなるべく早い時期 (小学校中学年~高学年)に行う事を推奨しています。

WISCテストは必ず受けないとダメなのでしょうか?

全てのお子さんに必要な検査ではありません。
当テストは以下の場合により受けるべきか否かを判断します。
検査を必要とする場合
そのお子さんを理解するにあたり知っておかなければならない知的発達の遅れや特異な状態の存在及びその遅れの程度を明らかにしたい場合、または知能水準が高い事が適応困難さに反映していると疑われる場合に検査対象になります。
検査を必要としない場合
そのお子さんを理解するにあたり、上記の様な存在が特に重要な要因となっていないケース。主として心因性、もしくは環境の問題が背景にあり、発達的な能力などが直接関与していないことが明らかな場合などは行う必要はないでしょう。また、検査を必要とする場合においても保護者様の同意が得られない場合や、お子さん御自身が強い抵抗感をもつ場合は検査はできません。

カウンセリングについて

将来の進路として留学は考えていませんがカウンセリングを受けることはできますか

はい、そのような場合でもカウンセリング対象のお子様であればカウンセリングをお受けいただけます。また必要に応じて発達心理検査を受けていただくこともできます。詳しくは本ホームページ「当研究所案内・カウンセリングについて」をご覧ください。

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