ゲーム依存症と不登校の関連性 

先日6月18日に世界保健機関WHOがゲームのしすぎで日常生活に支障が出る依存症を「ゲーム障害」
の疾患として公表しました。何気なくゲームをやっているお子さん(成人も含め)達も、とうとう
医療が携わる事になりました。この記事を読んだ時に鮮明に、「A君」に当てはまると確信しました。
数か月前に日本の中学で様々な事で不登校になっていた生徒さんを実際に筆者が目の当たりにした出来事でした。まだ未成年とはいえ、このままではいけないと御本人が一番自覚をされていました。そして
イギリス留学をする為に筆者とイギリスの学校に見学に行った時の事です。3日間一緒に過ごしました。発達障害を伴う生徒さんですが、とても優しい、そして他人への気遣いには同じ生活年齢では考えられないほどです。最初にイギリスの田舎町に到着し、ホテルにチェックインした際に、まずWIFIの事を聞いてきます。時差ボケを防ぐために中途半端に寝ない様には注意したのですが、翌日になり、とても不安そうに「ネットが不安定でゲームが出来ない」と言います。ゲームをするためにイギリスに
来たわけではないのに、どうしてなんだろうと思いましたが、その時は気に留めませんでした。ですが
同じ日の夜中、筆者の部屋をドンドンとする音が聞こえます。何が起きたのかビックリしてドアを開けたら、ノックをした理由はWIFIが使えずゲームが出来ず、どうしていいか分からないとパニックになっていました。イギリスは日本と違いネット回線は余り良くありません。ゲームなら日本で出来るからとなだめましたが、それは大変でした。N先生のブログにも掲載しましたが、長期にわたって学校に行けない、生徒さんは国は関係なく留学そのものが大変厳しいと記しました。「A君」は長い間の不登校の為に、対人恐怖症にもなっていましたし、当然ですが生活習慣も乱れたものでした。考えてみれば当然なのですが普段から外に出ることなく、勉強をすることもなくゲームばかりやっているのですから不思議な事ではありません。保護者の方も最初は毎日頑張って、あの手この手で学校に行かせようと、それは必至だったと聞いています。ですが、誰でも毎日同じ事を繰り返し注意しても何の効果もない状態が続けば、疲弊しない方々の方が不思議だと思います。そのうち保護者様も疲れ諦め切った際に当研究所に訪れたのです。幸い「A君」は御自身で自分に与えられたチャンスをつかもうとしてくれました。
無事にイギリス留学も決まりました。殆どの海外のボーディングスクールでは、一定の時間が来ると
寄宿舎全部がログオフとなります。SNS等のトラブルを避けるための対応と聞いていますが、まだ見成年のお子さんに御自身からゲームの規制は難しいのは誰もが承知です。そして何より幸いなのは生活習慣の乱れを御自身で唸ることなく規則として朝から夜まで決められていることです。A君の勇気は素晴らしいし、きっと不安な事ばかりだと思います。同じケースで同年齢の、お子さんはとても多いはずです。社団法人加藤永江教育研究所では、このような現代病にも対応している機関です。御相談に謙虚に対応させて頂きます。