不登校からのニュージーランド留学~ひとつの事例

ちょっとした友達関係の縺れから不登校になってしまったAちゃんは当時小学校6年生、その時点で既に2年近く不登校状態が続いていました。

学校の成績はとても良かったのですが中学受験や地元の公立中学への通学の意欲もないことから思いきって中学校からニュージーランド留学をしました。

Aちゃんが入学した学校は小規模の女子校でした。

ニュージーランドは圧倒的に公立の学校が多いため留学生の多くがホームスティになるのですがAちゃんの学校は寮があり寮母さんや先生方に見守られながら規則正しい生活をスタートさせました。

高校で本帰国するまでの3年間にはホームシックをはじめいろいろなことがありました。

長期のお休みに日本に帰国した時、もうお休みが終わるというのにどうしてもニュージーランドに戻りたくないと言ってご両親を困らせてこともありました。

ご両親は私共と一緒に彼女の考えにも耳を傾けながら辛抱強く説得にあたり何とかニュージーランドに送り出すことができました。

その後、Aちゃんは無事にニュージーランドでの中学生活を終えて帰国、帰国子女枠で日本の高校に進学しました。

あの時、もし彼女の考えも聞かず半ば強制的にニュージーランドへ戻らせたり逆に「それならもう行かなくていいよ」と彼女の意見を簡単に受け入れてしまっていたら今の彼女はなかったことでしょう。

このように長い留学期間の間にはいろいろなことが起こります。

特にボーディングスクールでの生活に慣れるまでは大変ですしAちゃんを含め不登校のお子さんは繊細な感性を持っていることが多いので尚更です。

海外留学をしたからといって突如その繊細な性格が変わる訳ではありません。

ただ誰も自分のことを知らない場所で言語や文化が異なる人と交流することで全く新たな第一歩を踏み出すことができその生活を1ケ月、3ケ月、1年と続けて行くことが学校に行けないことで自己肯定感が低くなっていた子どもたちに「やればできる」という自信を与えて行きます。