不登校に対する考え方の変化

12月16日から朝日新聞で「いま親たちは/不登校と向き合う」という連載が始まっています。その中で私達も同じように感じている記述がありました。

以下、転載させて頂きます。

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「休みのも選択肢」広まる=野口みな子(朝日新聞2018年12月16日 朝刊)

長年、不登校の子どもとその家族を見てきた、フリースクール「東京シューレ」の奥地圭子理事長は「時代とともに保護者の悩み事は変わってきている」と話す。 1984年に始まった「登校拒否を考える会」を月1回、東京シューレで続けている。奥地さんによると、80年代は、登校させようとする学校側と行きたがらない子どもとの間で困惑している、といった相談が多かった。親も根底では「学校に行ってほしい」と思っていたため、困り感もより強かったという。

それが、学校も親も「学校を休むことも選択肢のひとつ」というマインドに変わってきた。奥地さんは「特にこの3年くらいは顕著。ただ、悩みがなくなっているわけではなく、『このままで大丈夫なのか』という将来への不安は変わらずある」と指摘する。不登校への抵抗感が薄れたぶん、「学習への不安」や「ゲームなどの学校以外での過ごし方」といった悩みが目立つようになってきたという。

(転載終了)※   ※   ※

弊所にご相談にみえる保護者の方も5、6年前までは何としても「学校に行かせたい、行ってもらいたい」という強い思いが感じられました。

それがここ数年は学校に行っていないことそのものへの抵抗感は薄れ確かに「休むことも選択肢」という考えが広まっているように感じます。

その一方で学年が上がるにつれて学習への不安、将来への不安はどんどん大きくなる傾向にあり特に中学3年生の時点で不登校が続いている場合はその先の進学=高校受験が大きな壁となって来ます。

子供自身も高校に進学したいと思っているのに今、中学校に通うことができず勉強もどんどん遅れてこのままではとても進学できないということで海外留学も視野に入れたご相談も多くあるのが現状です。

たとえ学校に行かないことへの考え方が変化しても親や本人が抱える学習や将来の不安、心配は何も変わらないということですね。