中学生の自殺について思うこと

いじめが原因と思われる小・中・高校生の自殺が後を絶たない中、今年3月に起きた福井での中学生の自殺について「当時の担任と副担任の指導や叱責が続き追い詰められたことなどによる自殺だった」とする学校事故等調査委員会の報告書が公表され大きな衝撃を受けた方もたくさんいらっしゃると思います。

また報告書では「調査結果などから発達障害の可能性が見受けられ、生徒の能力に応じた対応の必要性や学校全体で対処することができていなかった」とされています。

もし仮にこの生徒さんが本当に発達障害を抱えていたのであれば担任や副担任の先生から再三、指摘や叱責を受けても細々としたミスや宿題の未提出の問題を自分一人の力で解決することは容易ではなかったと想像できます。問題解決に必要だったのは過度の叱責ではなくその生徒さんに合った何らかのサポートだったのです。

そして本来はそのサポートの役目を担うはずの先生や周囲の大人の発達障害というものに対する知識や理解の欠如が今回の悲劇を招いたとも言えるのではないでしょうか。

多くの生徒を一度に見なければならない教育現場においてはなかなか難しい面もあるとは思いますが扱いにくい者、異色の者に対して「排除」よりまず「理解」という気持ちが大切だと考えます。