学習障害&自閉スペクトラムのお子さん(グレーゾーン)

発達障害、学習障害か否かを決める検査で1番現実性が高いのはWISC検査です。そして学習障害の傾向もあればASD(自閉スペクトラム)の傾向もある。でも診断には至らない。それが保護者の方々にとっては、ある意味一番辛いかと思います。右にも左にもいけない。そんな辛い状況を当研究所では少なからず相談を受けていましたし、今も続けて相談を受けています。当研究所でもWISC検査を行っていますが、やはり同じケースは多々あります。凹凸は認められるけれども、「その傾向」にあると言わざる負えない被験者(お子さん達)です。このテストを行うことによって何が得意か、何が苦手かがハッキリ分かります。そして苦手な部分は「工夫」をし得意な部分は、どんどん伸ばしてあげる。これがご家庭内に於ける一番のサポートであることには間違いありません。ただ、検査結果を見せられても「意味不明」の文言や数字の羅列に「ではどうすれば??」となります。医療機関では詳細を述べてくれますが、検査するまでの日数の待ち日数が。とにかく長いのが現状です。またお近くにご在住されている最寄りの教育センターなどは無料で行ってくれますが、結果の説明がありません。そのような方々も当研究所にご相談に来られます。今回はWISC検査から「何が分かるか」を簡単にご説明いたします。まずはこの検査を受ける事によって各お子さん達の知能指数が数値で分かります。知能指数は低くても高くても、およそ85~125に全体の被験者の8割が該当します。残りの15%は低い数値でも極端に低い「知的障害(心理学では精神遅滞と呼びます」と、145~155などの知能数値がでるお子さんもいます。だからと言って、この検査は知能指数を確認するための検査ではありません。知能指数が平均よりかなり高く、それでも凹凸のあるお子さん沢山います。そして学習障害や発達障害の見極めになるのがWISC検査です。例えば実際に受けると分かるのですが、言語理解、(その名の通り、どれだけの言語を習得しているか把握する検査)、知覚統合(近く推理とも言います。)←は視覚から如何に目の前で起こっている出来事を把握出来ているかの検査です。ですので言葉の理解は見事にできていても(聴覚から司る力)、例えば前述の様に知覚推理になると全く出来ないお子さん達。このようなケースは自閉スペクトラム&学習障害の場合が多いです。知能指数には全く問題はなく、でもADHDと類似はしてるものの、多動、衝動などがないことから、双方に似たような特徴(こだわり)はあっても、ADHDは認めません。そうして専門家は消去法、典型的なケースを見極めて、判断、若しくは診断となります。また作動記憶と呼ばれる検査項目があります。これはワーキングーメモリーと言って勉学に直結する検査です。簡単に説明すると短期記憶が少ない為に、幾ら宿題をこなしても長期記憶(実際のテストとします)に繋がらないので、漢字、板書書きは難しいです。精査する必要性はありますが「学習障害」の典型なケースです。そして学習障害と自閉スペクトラムと双方抱えているお子さんも実は多いです。このような双方を抱えているお子さん達には、強く海外留学を奨励しています。理由は2つ。学習障害に於いては日本の支援に比べ、本当にベテラン揃いの教師が多いです。また自閉スペクトラム症のお子さん達については「個性」と判断されるので日本の様に「奇異」な目で見られる事もない。自閉スペクトラムのお子さんと会話しようとすると、頻度にもよりますが、会話が成立しません。当方から理解できるようなるべく、端的に、言葉を選びながら短めに話をしなければいけません。小学校の中学年から顕著に表れます。私共、一般社団法人加藤永江教育研究所では、前述のタイプのお子さん達を沢山、海外留学させています。1番重要なのは「お子さん達の肯定感と自信、そして自立」だと思っています。