学習障害(グレーゾーン)のお子さんの場合

WISC検査などで学習障害と判断されたお子さんの場合です。殆どの学習障害(識字障害)の知能指数にはまるで問題はありません。ですが周囲の偏見によってイジメにあったり、そしてそのせいで不登校になってしまったりと多々苦難があるのがこの障害の特徴です。知能指数そのものは平均なので思考能力は平均としてあるのに、書く事が出来ないのは誰もが予想出来るほど苦難かと思います。このような状態が続くと勉強そのものに苦手意識が高まるのは当然かと思います。学校によっては進んでパソコン等で授業を受けさせてくれるエリアもあるそうですが、書字障害のお子さんに書字を求める学校もあるという話を聞いた事もあります。酷い話です。算数だったり、書字だったりと特定の課題があるだけなのに、やはり周囲の目は冷たいのが現状です。書字障害のお子さん達で、勉強は苦手だけど実技や表現豊かなお子さん達も大勢います。実際に私共がサポートしている書字障害のお子さんのA君も類な得意技など見せてくれます。また匠と呼ばれるような職人や名工やアーティスト、詩人など一芸に奏でた才能を持つ方々は書字障害の方々が多いと聞きます。その凹凸がないと類稀な才能は生まれないのかも知れません。具体的に名前を挙げると詩人の金子光晴は御自身でも語っていたように学習障害の為に御自身の居場所が学校では見つからなかったと書いてありますが、幾何学と絵だけは得意だったそうです。詩人にはこのタイプが多そうです。また「小さい秋みつけた」などの童謡作家で知られる、サトウ ハチローは、やはり書字障害だったそうですが、一時期は母親を捨てた父親に反発して札付きの非行少年だったそうですが、一方野球少年でもありました。ですが大人になるにつれ、御自身が好きな童話作家となりました。「小さい秋」は歌になったくらいです。表現は悪いですが、どこで、どのように化けるのかは分かりませんが、今回の結論から申し上げると、書字障害でもネガティブ思考にならずポジティブ思考にさせてくれる「何かのきっかけ」「周囲の温かい目」などで、いくようにでもなれると言う事実です。一般社団法人加藤永江教育研究所では発達障害、非行、学習障害のお子さん達を抱える保護者の方々の駆け込み寺の様な存在でありたいと常に心掛けていたいと思っております。